清流苑の小集団活動 ![]()
「小集団活動は職員のやる気に火をつけたのか?」
発表者 施設長 牧野 忠彰
当苑は、独自の処遇を展開したいと考え、3本柱(@選べる楽しい三食バイキングの食事、A楽しめる入浴、B臭い・音をシャットアウトした排泄、)を中心に据えて建設し、平成14年4月に開設いたしました。開設時は、職員のほとんどが1ヶ月程度の事前研修を受けた福祉未経験者の為、毎日が手探りで介護している状態でした。
このような環境の中、苑内での研修として「市川診察所長から排泄について」「福山協力歯科医から口腔ケアの実際」を行い、研修内容の報告を義務付け、研修報告としてまとめています。しかし、「研修=教え・指導てもらう ⇒ 受身」となり「そういうもの」で終わってしまいがちでした。
そこで、着目したのが小集団活動でした。介護士を食事・排泄・入浴・レク・環境の5部門、給食サービスを技術向上・衛星・在庫の3部門に分け各グループに目的を与え、活動を開始しました。その結果を、理事長・役員・運営協議委員会・入居者の家族を招き発表しました。
ここまでの活動で得られた事は、@苑内の介護職員全員のチームワークの大切さ(個別グループで解決できない事がる)A聞くことにより他人を知る(自分以外の職員の考え方を知る)B常に問題意識をもつ(業務・処遇は小集団で解決できる)C問題の共有(介護職員すべての問題と意識できる)D研修先の選定と交渉(自分達より進んでいる所へ、研修交渉を行う)Eまとめる・発表する力(適切な報告ができる)、以上が今回のトップダウンによる活動で得られた事でした。
活動を続けると、問題点が見つけられるようになり、対策も行えるようになってきました。そして、その対策が、入所者からおのずと良し悪しが判断される事により、やりがいを感じる事が出来る環境になってきています。その結果として、当初トップダウンで進めた小集団活動が、今では目的としていたボトムアップに変わりつつあります。ボトムアップに変りつつある姿=やる気出てきている、と判断しています。全職員がこのような姿になって「職員のやる気に火がついた」と言えるでしょう。
以上
「福祉実践フォーラム2002inあきた」にて・・・・。